3Dモデルをいろいろ作ってみたい

3Dモデルをいろいろ作ろうとがんばっています。苦労した点、役に立ちそうな情報を発信していきます。

立体地図を作る -標高で色分け試作-

DMM.makeに造形を依頼していた静岡県の立体地図が届きました。最初アップロードしたデータにはちょっと不備があったのですが、担当者のかたがメールでの問い合わせにも迅速に応えてくれて修正することができました。

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静岡県マルチカラーアクリル

今回は縦方向の縮尺比率を横方向の3倍におさえています。前回、近畿地方中心の7県をナイロン製で造形したときは10倍にしていたのですが、10倍だと富士山が異様にとんがってしまい美しいフォルムにならなかったです。

実は今回の造形では真ん中あたりに水平方向のスジがはいってしまったのですがこれは色付けとは関係なくて、静岡県は以前の7県と違って3Dモデルを2つに分けて作成したことが原因です。OpenSCADで処理できるデータの量に制限があり2つのSTLファイルに分けて生成、それらをOBJ形式に変換し、(大きなデータを処理できる)ZBrushに読み込んで統合と編集・改めてSTLファイルを出力、といった手順をとったらこんなスジがついてしまいました。その後、OpenSCADを使わずに大きめのデータでもいっきょにOBJ形式データを生成する方法にめどがたったので機会があれば紹介したいと思います。